この度、インテリアプラス取材班は、1959年徳島で創業された家具メーカー「冨士ファニチア」様の東京ショールームにて「2021 NEW COLLCTION」を取材させていただきました。「冨士ファニチア」様は曲線・曲面の成型合板の高い技術を誇り、無垢材ながら曲線的で美しいデザイン・フォルムを放ち、さらに日本製らしい繊細で魅力的な高級家具ブランドです。
東京・新宿にある「冨士ファニチア 東京ショールーム」様は、東京メトロ副都心線、都営大江戸線「東新宿駅」から徒歩5分の大変便利な場所にある落ち着いた雰囲気のショールームです。所長の津隈様よりお話しを伺いました。
生命や大地に宿る自然の“心地よさ”を家具に。
Q.「冨士ファニチア」様の2021年新作をご紹介いただけますでしょうか?
A.はい。「冨士ファニチア」は 2021年新ブランド「Owl/アウル」と「OKA/オカ」を発表致しました!テーマは≪自然の心地よさを家具に落とし込む≫です。近年、住まい・生活・仕事との向き合い方は大きく変化したと思います。家でゆっくり過ごす時間が増え、家族で楽しく過ごす時間が増え、お気に入りの家具と過ごす時間も増えました。より癒しや寛ぎを家具に求めることも多くなったかも知れないと感じます。私共は「Owl/アウル」と「OKA/オカ」を通して“心地よい”と感じられる暮らしが出来たらと願っております。
OKA |オカ design by Mikiya Kobayashi
A.まずこちらが「OKA/オカ」シリーズのソファです。冨士ファニチアで一番人気のソファ「nagi/ナギ」を生んだデザイナーの小林幹也氏が、日本語の“丘(おか)”をイメージして作られました2021年の新作です!座面が一つ一つバラバラに取り外せるようになっていまして、それを専用金具で留められるようになっています。しっかりと留めていただくとズレることはありません。比較的硬めの座り心地ですが、姿勢が保たれるので長時間座っても疲れにくいと思います。
Q.あ〜なるほど〜。金具で留めるようになっているんですね!
A.フルカバーリングになっていますので、カバー交換が出来ます。カバーは洗濯機で洗えるウオッシャブルタイプになっています!このご時世、特に清潔を心がける方が多いので、ご自宅の洗濯機で洗えるというのはポイントが高いと思います。従来のカバーリングソファは全てがチャックで着脱するようになっていますので取り外しにくいと思いますが、「OKA」のカバーは途中まではファスナーになっていますが、角から先は引っ掛からないようにマジックテープになっていますのでとても着脱しやすいと思います。
Q.カバー交換しやすいですね! 張地の素材はこれ革ですか?
A.いえ、この張地は「ガウチョ」という素材で、スエードの革のように見えますが実は布なんです!広大な草原で生活しています遊牧民、大地の中で装飾を身にまとった独特の存在感の彼らをイメージしてこのファブリックは生まれました。3色ございます。
Q.こちらはリビングテーブルですか?
A.リビングテーブル兼収納になっています。扉を引き上げますと中に配線口が設置してありまして、電源が取れるようになっていますのでここで携帯も充電できます。表に出さず中に入れてご使用いただけますので生活感を隠してくれます。ソフトクローズを使用していますので優しく閉まります。ソファサイドや背面に置ける収納棚も「OKA」シリーズでございます。高さと奥行きがそれぞれ2種類ございます。ソファや収納棚を組み合わせたときに隙間ができないようソファの側面は真っ直ぐな
仕上がりになっています。
心地よい家具で、暮らしに安らぎや快適を与える。
A.こちらも新作のデスクとデスクチェアになります。元々「nagi/ナギ」シリーズでもお作りしていたのですが、「OKA」シリーズで新作のデスクチェアが出来ました。少しコンパクトになりまして、高級感のあるスチール脚でキャスター付きになり動きやすくなりました。デスクは引き出しが有るものと無いものとございます。この薄い引き出しが付いているタイプは、ペンを入れたりノートパソコンを入れていただくことが出来ます!どうぞデスクチェアにお座りになってみてください。
Q.背もたれが背中にフィットしますね!これはいい〜座りやすい!これでしたら長時間座っても疲れなさそうです!
A.そうなんです!丸いフォルムが可愛らしいチェアで、この背もたれの丸みがちょうど背中のあたりにフィットするんです。木の素材ですので座り心地を心配される方がいらっしゃるかも知れませんが、曲線・曲面の成型合板の高い技術を誇りにしてまして自信がございます。ぜひ実際に座っていただいて体感して頂くと良さを感じられると思います。
Q.デスクサイドに置けるワゴンもあるのですか?
A.はい、やはり「OKA」シリーズでございまして、引き出しが下方についていて上方が収納になっているタイプと、上下2段とも引き出しのタイプがございます。新作の「OKA」シリーズでソファやデスク、チェアなどトータルコーディネートして揃えられますのでぜひご覧ください。
自然界の力強さや儚さをイメージした美しすぎるデザインチェア。
Owl |アウル design by Kazushi Suzuki
Q.新作のチェアですね?
A.冨士ファニチアのアイコン的チェア「Kot/コティ」を手掛けた鈴木 一司デザイナーが、2021年新作「Owl/アウル」を発表しました。「Owl」とは日本語で「フクロウ」の意味で、世界各国で幸運の象徴とされています。鳥が空へ羽ばたく瞬間の力強く、綺麗で、でもどこか儚さを感じるその美しい姿を家具に落とし込みました。美しい家具で日々の疲れを癒し、家族との幸福な時間を過ごしてほしい。そんな願いが込められています。
Q.美しいデザインですね!
A.鳥が羽ばたく姿を家具に落とし込んだデザインのチェアですので、翼のイメージの背中部分に冨士ファニチアの成型合板の技術を活かしています。背面の曲線が綺麗で、脚の無垢材とは異素材ですが繋がりがあり滑らかです!張地のステッチ部分の凹凸を無くす工夫をいたしましたのでどこに触れても手に馴染みますし、体に添うような座り心地だと思います。肘付きもございます。
Q.お洒落だし、座り心地もいい!
A.鳥の大きな翼とは対照的な細い脚の儚さを表現した脚部分です。冨士ファニチアのチェアの中でも格段に複雑で細い形状ですが、多くの強度試験を実施していますので、安心してお座りいただけます。
ordertable – Mosaic – design by Mikiya Kobayashi
Q.こちらのダイニングテーブルは新作ですか?
A.このモザイク柄の天板が新作になります。2種類の天板がございます。家具を作る過程で出た端材を活用することで環境に優しい仕様ですし、同じ樹種でも色の濃淡の違う材料をランダムに組み合わせているので豊かな表情をお楽しみいただけると思います。こちら今はアイアンの脚ですけども、5種の脚に選び変える事が出来ます。天板の面形状もこれはストレートになっていますが、8種類の面形状から選べるオーダーテーブルになっています。どのようなお部屋でもチェアでもコーディネートしやすいと思います。
TIXER |ティクサー fabric
Q.こちらの生地は?織りの配色が素敵ですね〜!
A.こちらは「TIXER/ティクサー」というイタリア製の生地です。柔らかな手触りで様々な色合いの糸が織り込まれていますので、単色では表現できない色味や温かみがあります。汚れが付着しても簡単に取り除くことが出来る生地ですので、家具を清潔に保つことが出来ます。
nagi |ナギ
Q.このソファの生地もまた触り心地がいいですね。
A.「nagi/ナギ」のソファのカバーリングのMCの新色が追加されました。これもフルカバーリングでウオッシャブルタイプです。
Koti |コティ
Q.こちらは「Koti/コティ」のソファですよね?
A.こちらが「Koti/コティ」シリーズから新たにアイテムが追加されまして、オイル調レザーの張地で、とてもゆったりとした座り心地のソファです。経年変化を楽しんでいただけるオイル調レザーの張地になっています。「Koti」のシリーズのチェアと後ろ姿を合わせたデザインになっています。シャープなフレームとボリュームがある背座面のバランスが絶妙だと思います。
Q.クッションも素敵ですね。
A.エージングオイルレザーのメッシュ編みクッションでして、革だけのクッションですとどうしても空気が入ってしまうので空気抜きがファスナー面に入るのですが、こちらのメッシュ編み加工をすることで間から抜けてくれるので、空気抜きが要らなくなります。
Koti |コティ ワイド3PソファL08810
PERCHE |ペルシェ
ありがとうございました。
曲線・曲面の成型合板の高い技術で、無垢材ながら美しい曲線的なデザインの高級家具ブランドメーカー「冨士ファニチア」様の東京ショールーム「2021 NEW COLLCTION」をご訪問し、お話しを伺いました。繊細でありながら堅牢な美しい家具に圧倒されながら新作コレクションを目で見て楽しみ、実際に触れて、座って、体感させて頂きますと、背中にフィットする座り心地や触れた時の質感の滑らかさに大変驚かされました。
インテリアプラスでも「冨士ファニチア」様の販売会イベントを多数ご紹介しております。是非一度、お気軽にお申し込みいただきご体感いただければと思います。
冨士ファニチアのイベント