一枚板の魅力といえば、やはり何といっても木目が途中で途切れずに木の端から端まで繋がっていて、途中で途切れていない所ですね。加えてその木目模様も銘木と呼ばれる様な高級な一枚板にもなれば、トラ杢と呼ばれる様な虎目のキラキラした模様がよりプレミアム感をかき立てます。
そのクラスの一枚板にもなりますとお値段も相当高額にもなりますが、一度でもご自宅の客間や居間の座卓やリビングテーブル、食卓のダイニングテーブルなどに一枚板の家具を置いたとたん、その素晴らしさの虜になってしまうのです。俗に言う「一枚板テーブル」とはこの様なテーブルのことを指します。
自宅以外でも和風のお店やお寿司屋さんのカウンターテーブルはもちろん、アジアン系やデザイナー系のおしゃれなショップにも大変良く似合います。

ゴージャスでもあり、ナチュラルでもある、至高のインテリア「一枚板テーブル」

とにかく、一枚板の存在感の凄さは他のどんな家具でもおそらくかなわないでしょう。丸太からそのまま削りだし、まったく継ぎ目の無い美しい木目を丹念に磨き上げて仕上げたその質感は、最高にゴージャスであり、尚かつ、最高にナチュラルでエコな家具なのです。自然の丸太から削りだしてしますから、その木目模様は世界にひとつしかありません。世界中から集めた銘木のその木目は個性的なものばかり。多様で唯一無二のテーブルを楽しむことが出来ます。色調も様々なナチュラルな明るい木目から、重厚でゴージャスなものまで、同じ一枚板テーブルとは思えないほどのバリエーションを見せてくれます。

一枚板テーブルの塗装について

一枚板テーブルの表面の塗装は大きくわけて二つあります。
ウレタン塗装とオイル塗装がよく用いられています。どちらも長短がありますが、ウレタン塗装の長所としては、一枚板の表面に塗装の膜が張られるために、汚れやシミが付きにくいといった長所が挙げられます。しかも定期的なメンテナンスが一切必要ないといったことも挙げられます。しかしその反面、ウレタン塗装の厚い塗装面により一枚板の表面がツルツルしすぎてしまって、一枚板特有の自然の風合いが損なわれてしまういう短所もあります。さらに一枚板の表面がウレタン塗装の厚い層によって、経年劣化のような使い込んだといった様子が感じられない点もあると言えます。しかも乱雑な扱い方をした場合には、ウレタン塗装の表面が剥がれ落ちてしまうことがあり、一般素人の方では修理が出来ないことも欠点と言えます。
しかし、一部の一枚板メーカーでは何層にもウレタン塗装を薄く塗り込んでは削るといった手間を掛けて、風合いを保った薄いウレタン塗装を実現しているメーカーもあります。

木の質感が楽しめるオイル塗装

そうしたウレタン塗装よりもより一般的に用いられている塗装方法として挙げられるのが、オイル塗装になります。
やはり一枚板というものは、木材の加工品とはいっても革と同様に「呼吸」をしていると言われています。もちろん生き物のような「呼吸」ではなくて、空気中の湿気等を吸収したり排出したりしているという意味です。一枚の自然な木を元に作られていますので、塗装を施す場合にそのような変化を自然に受け入れて邪魔をしないことが大切という考え方です。
また、オイル塗装は一枚板の木材本来の風合いや外観を損なうことがなく、その上、使い込めば使い込む程に木材本来の風合いや色艶・味などが出て来てますます愛着が湧いてきます。
ただしオイル塗装には大きな欠点があります。オイルの皮膜は大変薄いので、環境や使い方によってはシミやキズが付いて取れなくなってしまうことがあります。定期的なメンテナンスをすることで美しい一枚板テーブルを維持することが出来ます。