最近は日本国内のソファメーカーも良いソファをたくさんリリースしています。既に欧米各国の技術水準に追い付いてきていますし、中には追い抜いている部分もあるのかと思います。その点に関しては大きな異論はないと思います。しかし、何の世界でも一緒ですが、いくら頑張っても本場には勝てない部分があるようで、その微妙な違いにこだわりたい人にとって、日本のソファでは物足りない部分があるのも事実です。そこで今回は、本場ヨーロッパで生まれたソファを探している人に向けて、ドイツのブランド「erpo/エルポ」を紹介したいと思います。エルポはドイツで知名度と人気の高い高級ソファーメーカーで、日本ではフランスベッドが取り扱っています。
フランスベッドが世界中から紹介する高級インポートソファ
フランスベッドは、国産の技術、デザインで「日本人が好むベッド」を追求し圧倒的なブランド力を誇るベッドメーカーです。ベッドメーカーでありますが、そもそも車両シートの製造工場として双葉製作所としてソファーベッドから出発した企業ですから、ソファに対しても豊富な技術ノウハウを持ち、世界中から優れた高級インポートソファを見つけ、輸入販売も手掛けております。自社製品を価格を抑え品質の良い性能が安定した国産車ととらえるのなら、輸入ソファは機能を追求し徹底的に手間暇をかけたF1のスポーツカーのようなソファを紹介する、と言うスタンスになります。
まるでドイツ車のようなソファ「erpo/エルポ」
ドイツというと昔から、その高い技術力と節度の効いた美意識で、いろいろな名品を生み出してきました。自動車はもちろん飛行機も戦車もそうですし、文房具から革靴に至るまで、名作ぞろいだといえます。
当然、家具の分野においても傑作を残しており、そのドイツ家具の一翼を担うブランドが『erpo(エルポ)』なのです。1952年、第二次世界大戦後のドイツで誕生した同ブランドは、現在に至るまで人間工学に基づいた高い技術力と、無駄のない質実剛健な美意識の高いデザインで、ソファの傑作を生み続けてきました。ヨーロッパで過去10年間、最も売れているロングセラーの『ルガノ』というソファや、リーズナブルなラインでありながらシンプルなデザインと、ドイツ職人の技術に支えられた丈夫で薄いボトムフレームが目を引く『CL600』など、傑作がそろっています。
ご存じの通り、同じヨーロッパといっても個性が違っており、イタリアのデザインはどこまでもエレガントで、ドイツのデザインはどこまでもシンプルで研ぎ澄まされた美しさがあります。まさに美しさと性能が融合したメルセデスベンツやBMWのようなソファが「erpo/エルポ」なのです。
エルポの特徴はドイツらしい人間工学に基づいた機能と品質です。
「エルポ」社は、シュトゥットガルト近郊のエルティンゲンに、1952年に創業。ドイツらしくしっかりと人間工学に裏付けされた、座り心地を科学的に探究したソファの製造会社です。製造にはドイツのクラフトマンシップの伝統を受けついた細やかな手仕事で一つ一つ、丁寧に作られています。デザインはモダンでオーソドックスな奇をてらわない落ち着いた雰囲気です。
ソファ内部は、構造となる木材部には、耐久性があるビーチ材を使った強化枠構造になり、クッションは高品質のエラスティックベルトを均一に張り込み、しっかりとクッション材を支えています。このベルトは一見普通のベルトと同じように見えますが、素材の悪いエラスティックベルトを使うとすぐ伸びて来て、ソファを支ええる力が弱ってしまうのでソファを支えるベルトを何にするかは座り心地を長年維持するためにも大変重要なのです。革は分厚い上質なカーフが使われ、ドイツらしい落ち着いた色味を中心にカラーは数十種類から選べます。カラーを選択した場合は受注生産となり、日数は掛かりますが、自分だけのオーダー品を手に入れる事が出来ます。
背面がそれぞれ後ろに好みの高さまで倒れる、スライド式リクライニングをはじめ、アーム、 ヘッドレスト、サイドクッションなどに それぞれ可動機能を備えています。それぞれの体型、座り方に合わせて、シート角度と奥行きを調整できる機能があることで、長時間腰掛けていても腰などが痛くならずソファに座っていることを感じさせないほどのリラックス感があります。奇抜ではなくあくまでもオーソドックスで悪目立ちせず、それでいていつまでも愛され続けるドイツのデザインならではの良さが凝縮しているソファです。
ルガノ
「ルガノ」はリクライニングが可能なソファで、スライド式リクライニングが安定感のある座り心地を与えてくれます。
サイズは1人掛け、2人掛け、2.5人掛け、3人掛け、オットマンが用意されているので、部屋の広さや家族の人数に合わせて好みのサイズが選択できます。ヨーロッパで10年間売上ナンバーワンを維持している非常に人気のあるモデルです。総本革張りなので触り心地が良く、カラーはブラックなので非常に重厚感があります。
ミラノ
「ミラノ」は人間工学に基づいて開発されているのでとても座り心地が良く、背もたれ部分がリクライニングとして可動します。サイズは1人掛け、2.5人掛け、オットマンの3種類から選択可能です。
カラーはダークグレーとホワイトが用意されており、無駄がなうデザインでカラーは重苦しくないのでインテリアとしてコーディネートがしやすいです。
ポルト
座面が低めに設定されており、ハイバッククッションが座り心地の良さを高めています。「ポルト」は「エルポ」の最新鋭モデルで、細かな部分まで品質にこだわって作られています。
デザインは非常に洗練されていて存在感があります。カラーはサンドベージュとコニャックがあり、他のソファにはない独特な色合いも「ポルト」の特徴です。サイズは1人掛け、2人掛け、2.5人掛け、3人掛け、オットマンがあります。
CL600
「CL600」はシンプルなデザインのソファですが、薄めに作られたボトムフレームがソファのフォルムを際立たせています。
カラーはモカとホワイトがあり、いずれもスタンダードなカラーなので他の家具と合わせやすいです。価格は「エルポ」の高級ソファシリーズの中ではリーズナブルなので購入しやすく、かつ高級感も損なわれていないので価格が抑えめで、かつクオリティの高いソファをお求めの方にオススメのモデルです。サイズは2.5人掛けと2人掛けが用意されています。
以上、ヨーロッパのソファが欲しい人に向けて『erpo』を紹介しましたがいかがでしょうか? ドイツ車のように美しく機能性が極限まで磨き上げられた製品になっているのですね。
ソファの本場ヨーロッパで10年以上ナンバーワンの売り上げを誇るロングセラー商品『ルガノ』あたりからチェックしてみるといいかもしれませんね。
『erpo』はどこで買えるのでしょうか? もちろんドイツへ頻繁に足を運ぶ人や現地在住の友人を持つ人であれば、直接ドイツで購入すればいいのですが、なかなかそういったチャンスがないという人は、日本を代表する寝具メーカーであるフランスベッドの展示会などで購入するといいです。