環境や健康に配慮した上質な国産家具造りで定評ある「小島工芸」。
2015年4月に開催された「2015年 春の新作発表会/New Models Exhibition」にお邪魔させていただきました。今回も魅力的な新作家具が発表されており、高品質な学習家具・書斎家具をお探しの方に注目して頂きたい内容でした。商品説明を片山様にお願いいたしました。
書棚のロングセラーブランド「アコード/Accord」に新サイズが登場!
Q:今回は書棚に新作が登場しているようですね。
A:小島工芸のロングセラー書棚のアコードに新作が登場しています。今まではハイタイプ(アコードH)しか無かったのですが、ロータイプ(アコードL)が新しく加わりました。
「アコードで低いタイプは無いのか」と一般のお客様からのお問い合わせが増えておりまして、新たに追加することになりました。ただ、アコードシリーズは間口が5cm刻みでオーダー可能なんですが、こちらのロータイプはまだオーダー対応ができません。基本サイズ60cmから15cm刻みで、75、90、105、120cmと5タイプのみとなっております。
カラーはウッディホワイト、ライト、ミディアム、ウェンジの4色対応となっております。
Q:ロータイプには、上置きタイプも乗せることができますか。
A:今まで、上置きはすべてハイタイプ用となっておりましたが、もちろんロータイプにも対応しております。ロータイプだと少し低い、ハイタイプだと高すぎるという場合にこちらの上置きを追加していただくと丁度よい高さに設定できるかと思います。
通常の高さ40cmの「上置A」タイプと、高さオーダーが1cm刻みで可能で耐震補助具も付いている「特注上置C」タイプがございます。
サイズだけじゃない。新しくなった書棚「アコード/Accord」のこだわり。
A:アコードシリーズは、発売から25年以上の歴史を持つ小島工芸のロングセラー書棚ですが、お客様のご要望や最近のトレンドを積極的に取り入れて、時代のニーズに合うように絶えず進化を続けています。
今回の新タイプでもロータイプの追加に加えて、いくつかの仕様変更が行われました。
今まで旧タイプでは棚受けの「ダボ」の間隔が6cmだったのですが、新タイプでは半分の3cmに変更されています。本の微妙なサイズに合わせて、より効率良く棚の位置決めをすることが出来るようになりました。
また、上置きと本棚本体の接続パーツが変更されています。今までは、アコード本体側に「受けネジ」を埋め込んでいたのですが、今回から貫通させてより強固にボルト止めする仕様に変更されました。
実は棚にも小島工芸ならではのこだわりの仕掛けがあります。これは今回の変更点ではなく旧型アコードシリーズも含めた共通仕様なのですが、普段見ることが少ない部分にも工夫を凝らしています。
こちらの棚板の断面を見て頂きたいのですが、ダボ受けの窪みの大きさを前後で少し変えています。手前側が小さく、奥が一回り大きく深めに掘っています。そうするとセッティングした時に、棚の角度が約1度、後方に傾斜するようになります。
Q:なるほど、ダボの形は同じだけれど、受け側が違うから傾斜するわけですね。
A:棚に角度を付けることで、棚に乗せた本が本棚後方に傾いて後ろに重心がかかるわけです。地震などの緊急時に手前に本が落下しにくくなります。あまり深く掘り込んでしまうと棚板に強度の問題が出てしまうのですが、アコードシリーズは棚板が厚めで強度がありますので実現できた仕様だと思います。
カラーバリエーション(ウッディホワイト)が増えた。「オファー/OFFER/」シリーズ。
Q:こちらの新しいオファーもカラーバリエーションが増えていますね。
A:引戸、開戸、スライドオープン、オープンタイプと多彩なバリエーションを組み合わせることが出来る「OFFER/オファー」ですが、従来のライト、ミディアム、ウェンジに加えてウッディホワイトが追加されました。
又、耐震機能として、開戸タイプには、耐震ラッチが付いています。地震が起きて揺れている間は扉が開きにくい仕様になっております。
上置きも新シリーズから仕様が変更されています。今までは高さが40cm固定の上置きしか無かったのですが、新シリーズからは、サイズオーダー仕様のみとなり、すべての上置きが高さ30〜60cmまで1cm刻みでオーダーしていただける形になります。上置きにはすべて標準で耐震補助具が付いております。やはりお客様のご自宅の天井はそれぞれ高さが違うと思いますので、細かくサイズを合わせることで適切な高さで耐震補助具をセッティングすることができます。もちろん、耐震補助具を使わずに天井ギリギリまで高さを合わせることも可能です。
「OFFER/オファー」シリーズは多彩なアイテムのラインナップが特徴ですが、組み合わせることで最大で2800cmまでの高さにすることができ、高い天井のお部屋にも対応することができます。
「2015年 春の新作発表会」にお邪魔して、アコード、オファーと新作書棚のご説明をしていただきました。
さすが国産家具メーカーの小島工芸。目立たないような細かいところまで、よく造り込まれていると感心してしまいました。
特にロングセラーの人気書棚の「アコード」。25年以上前から作られていて、今も進化を続けているというお話に驚きました。昔からのお客様が今でも少しずつ買い足したりしているそうです。安心して使える小島工芸ならではのエピソードだと思いました。末永く使えるしっかりとした本棚をお探しなら、是非、小島工芸の書棚をご覧になってください。インテリアプラスでも東京ショールームでの販売会を開催しております。お気軽にご参加ください。
小島工芸の書棚がご覧になれるイベント
予定されているイベントはありません。