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東京ベッド千葉工場をご訪問しました。

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東京ベッド千葉工場

東京ベッドは高品質なベッドで定評のあるベッドメーカーです。実は89年もの長い歴史を持つベッド専業メーカーで、現在はフランスベッドグループの一員でもあります。独自の高い技術力で他のメーカーに無い素晴らしいマットレス、ベッドフレームを提供しています。
今回、インテリアプラス取材班は、千葉県柏市にある東京ベッドの千葉工場をご訪問しました。工場内に併設されたショールーム展示場にて安池様にお話をお伺いしました。

東京ベッドショールーム

Q:東京ベッドの成り立ちを教えてください。

A:1928年(昭和3年)に個人経営で六本木で事業を始めたと聞いています。当時はGHQ向けのベッドを作っていました。ベッドメーカーとしては日本ベッドさんが一番歴史が古いのですが、戦前では日本ベッドさんと弊社、東京ベッドが知られていたようです。
そして、昭和43年にフランスベッドと業務提携をしまして、現在はフランスベッドグループの一員として現在に至ります。

新千葉工場の併設ショールーム

千葉工場の併設ショールーム

東京ベッドのマットレス・ベッドフレームの多彩なラインナップ

Q:東京ベッドの主力商品であるマットレスからご紹介いただけますか?

東京ベッドのマットレスラインナップ

A:東京ベッドのマットレスはポケットコイルがメインとなっております。
特徴としては、マットレスのサイド部分がメッシュ仕様となっていて、良好な通気性を確保しています。7インチのスプリングを搭載し硬さが選べる「Rev.7/レヴセブン」シリーズ、スプリングの線径を変えて腰・エッジ部分を強化した「TOKIO/トキオ」シリーズ、ファイテン株式会社とのコラボレーションで生地にアクアチタンを含浸したモデルもあります。新製品としては、最上位マットレスとして「Lexuniverse/レックユニバース」シリーズがあります。こちらのモデルはソフトタイプながら理想の寝姿勢が保持できるマットレスです。

東京ベッドのスタンダードマットレス「Rev.7/レヴセブン」

「Rev.7/レヴセブン」ブルーラベル

「Rev.7/レヴセブン」ブルーラベル

A:こちらが「Rev.7/レヴセブン」です。
7インチのポケットコイルを採用したマットレスです。スプリングの高さは約18cmです。「7つのこだわり」を持っておりまして、「耐久性」「通気性」「寝返りのしやすさ」「サポート性」「フィット感」「安心・安全」「匠の仕上げ」の計7つのポイントが集約されております。3つのグレードがありまして、ベーシックモデルが「ブルーラベル」となります。シングルが本体価格65,000円となっており、お求めやすいモデルと言えます。硬さも「ソフト」「ベーシック」「ハード」と3種類から選べます。スプリングの線径を変えることで硬さを変えています。東京ベッドのマットレスの中で本数的には出ているのが「Rev.7/レヴセブン」です。特にこの「ブルーラベル」がお求めやすいこともあり、一番売れています。

「Rev.7/レヴセブン」シルバーラベル

「Rev.7/レヴセブン」シルバーラベル

ワングレード上がりますと「シルバーラベル」になります。ポケットコイルは全く同じです。表層部分がジャンプキルトになり、詰め物に天然素材の羊毛とソフトタッチウレタンが使われています。身体に接する部分のフィット感を強化したモデルとなっています。
「Rev.7/レヴセブン」シリーズ全てに採用されていますが、サイドのマチ部分がメッシュ仕様(高通気ベンチレーションシステム)になっており、高い通気性を実現しています。

「Rev.7/レヴセブン」ブラックラベル

「Rev.7/レヴセブン」ブラックラベル

そして最後が「Rev.7/レヴセブン」シリーズの最上位モデルの「ブラックラベル」です。
詰め物が12層になっており、ピロートップモデルとなります。ラバータッチフォーム、低反発フォームを追加し、よりソフト感のある寝心地が体感できます。

腰・エッジ部分を強化した上位モデル「TOKIO/トキオ」シリーズ

「TOKIO/トキオ」レギュラー

「TOKIO/トキオ」レギュラー

A:「TOKIO/トキオ」のスプリングの高さは6.5インチ(約17cm)になります。腰部とエッジ部の荷重のかかる部分には2.05mm径のスプリング、頭や脚の部分には1.9mm径のスプリングをそれぞれ配置して、腰部分が落ち込まないように耐圧分散性と耐久性を高めています。
こちらが「トキオ レギュラー」というベーシックモデルでシングルで本体価格85,000円となっております。「TOKIO/トキオ」シリーズはコイルスプリングの仕様は全て同じです。クッション等の詰め物でランクが変わってきます。

「TOKIO/トキオ」スペシャル

「TOKIO/トキオ」スペシャル

次の「トキオ スペシャル」ではジャンプキルト仕様で詰め物が羊毛+ソフトタッチウレタン入りになります。レギュラーが固めに仕上げているのに対して、当たりの柔らかい寝心地が特徴です。

「TOKIO/トキオ」スイート

「TOKIO/トキオ」スイート

もうワングレード上が「トキオ スイート」になります。ピロートップタイプのマットレスで、スペシャルの詰め物に加えて高弾性のラバータッチフォームと低反発フォームを加えたハイブリットタイプとなっております。さらにもうワングレード、身体の当たりを柔らかくしたハイグレードモデルです。

「TOKIO/トキオ」エキスパート

「TOKIO/トキオ」X30、エキスパート、プロフェッショナル

そして、最後に「TOKIO/トキオ」シリーズの特別モデルがありまして「Phiten/ファイテン」さんの生地を使ったものがあります。約30濃度のアクアチタンを表生地に含浸させた「トキオX30」。そしてフランスベッドさんでも採用されている「ブレスエアーエクストラ®」を採用し、約50濃度のアクアチタンを含浸した「トキオ エキスパート」。
さらにピロートップのハイグレードタイプの最上位モデル「トキオ プロフェッショナル」があります。

東京ベッドの最高級新作マットレス「レックユニバース」

「レックユニバース」シリーズ

「レックユニバース」シリーズ

A:こちらが、2017年1月に発売になりました東京ベッドの最高級新作マットレス「レックユニバース」シリーズです。このマットレスの特徴を一言で言うと「究極のソフトタイプマットレス」です。
一般的なソフトタイプのマットレスの場合、身体が埋もれてしまいがちで「寝返り」がしにくい場合があります。柔らかいマットレスが好きなお客様はたくさんいらっしゃいますが、体格が大きく骨格がしっかりとしている欧米人と比べて日本人には柔らかすぎるマットレスは合わない場合があります。身体が埋もれてしまい「寝返り」がしにくくなってしまったり、腰を痛めてしまう場合もあります。

この「レックユニバース」シリーズでは、「トキオ」シリーズで蓄積したノウハウを活かし硬さを変えたスプリングユニットを配置することによって、理想的な寝姿勢を実現しています。

「レックユニバース」シリーズ

3グレードございますが、どのマットレスにも同じスプリングが搭載されております。「モアフィット」「ハイフィット」「スーパーフィット」とありまして、寝返りのしやすさは同じですがグレードが上がるほど耐圧分散性が向上しています。
高温多湿な日本の風土環境を考慮して、調湿機能のある「モイスチャリズム®(吸放湿フォーム)」と、上位2タイプには東洋紡さんの高吸湿発散繊維「モイスケア®」も採用されております。

東京ベッドのリフトタイプ(跳ね上げ式)ベッドフレームのご紹介

Q:東京ベッドのベッドフレームというと「跳ね上げ式」の印象が強いのですが・・・

A:跳ね上げ式タイプとしては「i-Select」というイージーオーダーのベッドフレームのシリーズがございます。足元から頭側に持ち上げる「バックオープン」と横から上げる「サイドオープン」の2種類が選べます。それ以外に「引き出し付」「引き出し無し」、脚の付いた「レッグ」と「電動リクライニング」がラインナップされており、合計6種類のボトムタイプを選択できます。

東京ベッド「i-Select」

リフトタイプにはボトム部分の高さも選ぶことが可能で、3種類(内寸200mm・270mm・350mm)からお選びいただけます。ヘッドボードも5種類のデザインがあり、カラーも2種と、非常にバラエティに富んだ組み合わせをお選びいただけます。※ヘッドボードのデザインにより350mmは付かないタイプもございます。

Q:東京ベッドのリフトベッドフレームの特徴を教えてください。

A:リフトタイプに関しては30年以上の実績があり豊富なノウハウを持っております。六本木にショールームがあった関係で首都圏中心に販売網を持っておりましたので、収納が少ない住環境に対応する必要を感じておりました。そこで、ガススプリングを使ったリフトタイプのベッドフレームに力を入れてきたわけです。

東京ベッドのリフトベッドフレーム

東京ベッドのリフトベッドの特徴としては全て「箱造り(箱組)」仕様となっております。他のメーカーさんによっては、3方向の板を組み合わせてそのままヘッドボードに取り付けた物があります。東京ベッドの場合はヘッドボード側にも幕板を追加してしっかりとした「箱」に仕上げて強度を上げています。
マットレスを支える床板(パネル)にも特徴があります。通常の「ノーマルパネル」と「デラックスパネル」の2種類をご用意しております。「ノーマルパネル」は一般的なスプリングマットレス用、「デラックスパネル」はノンスプリングマットレスや布団に対応した強化タイプになります。

Q:なぜ、ノンスプリングのマットレスには強化タイプのパネルが必要なんですか?

A:スプリングマットレスは荷重がマットレス全体に掛かりますが、ノンスプリングマットレスや布団の場合は荷重がそのまま下に伝わる「1点荷重」になりがちです。今までの一般的なパネルですと「割れ」「たわみ」や「湿気」の問題が生じて、強度的に不足する場合があります。「デラックスパネル」は特殊なハニカム構造の芯材を入れた強化タイプパネルで、ノンスプリングマットレスに対応できるようになっております。
昔はリフトベッドはセット販売が普通でした。現在はリフトベッドの単品売りにも対応しております。リフト部分のガススプリングのバリエーションが約8種類ほどございます。リフトベッドフレームのみのご注文をいただいた時に、乗せるマットレスの重量を聞いて、最適なガス圧を出せるガススプリングを選ぶことができるようになっております。
また、東京ベッドのリフトベッドをお使いでマットレスのみを交換する時に、ガススプリングのみの交換も可能です。

東京ベッド千葉工場ショールーム

ありがとうございました。

本日は、東京ベッドの千葉工場ショールームをご訪問し、東京ベッドの人気ラインナップについて詳しいお話を伺いました。東京ベッドの長い歴史や、独自技術が投入されたマットレスやベッドフレームについて、興味深いお話を聞かせていただくことができました。本当にありがとうございました。
東京ベッドならではの作り込まれたマットレス、ベッドフレームを実際に見てみたくなりますよね。インテリアプラスでは東京ベッドがご覧になれるイベントや販売会を定期的に告知しております。申し込みは全て無料ですので、是非一度ご参加いただければと思います。

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