最近ではいろいろな家具がリリースされています。
特にダイニングテーブル関係は種類が豊富に出回っており、昔のように単純な四角、あるいは、長方形のダイニングテーブルが、ショールームに整然と並んでいるだけの時代は、もう終わっています。例えば大塚家具のダイニングテーブル1つをとっても、変形テーブルのイデアルやロケットのような形をしたシナリオなど、いろいろなデザインの家具がリリースされています。
最近ではチェアの品ぞろえも豊富で、ソファーのようにくつろげるダイニングチェアから、ベンチ風のダイニングチェア、背もたれの高いテーブル用の椅子など、毎日違う場所に腰掛けたくなるくらい変化に富んだラインナップがそろっています。
お父さんの椅子はどこに消えた?
そうした時代の変化をふまえた上であえて思うのですが、皆さんの家ではお父さんの椅子、決まっていますか?
大塚家具のイデアルのように机そのものが変則的な形をしていたり、あるいはベンチタイプの椅子と、昔ながらのダイニングチェアが組み合わさっていたりする現在の食卓では、日替わりで席を替わる家族も多いようで、驚きです。その日替わりの席替えが面白くもあるようですが、
皆さんの家はどうでしょうか?
お父さんの席が、お父さんの代わりになる
時代遅れだと言われてしまうかもしれませんが、お父さんの席はきちんと食卓に作った方がいいと思います。家族の誰もがお父さん専用の席をどこか分かっている状況を作った方が、椅子にお父さんの威厳が備わり、家族の運営上、子育て上、いいからです。
「お父さんが毎日座っている椅子には誰も座ってはいけない」
そのようなルールを作れば、お父さんの椅子が家族の中である意味特別視されていきます。子どももうかつにお父さんの席には座らなくなります。すると何が起きるのでしょうか?
例えばお父さんが居ないとき、出張で家を長期間空けているようなときに、椅子がお父さんの代わりになってくれるのです。子どもはお父さんが不在の日にも、
椅子を通して無意識のうちにお父さんを感じられます。お父さんの居ない食卓で食事を取っていても、
誰も座っていないお父さんの椅子が、
お父さんの威厳を家族に与え続けるのです。
お父さん専用シートを作ろう
お父さん専用の席は、独立したダイニングチェアがいいです。
椅子とベンチがセットになったダイニングテーブルも今は出回っていますが、仮にそうしたダイニングセットを買う場合でも、子ども2人をベンチに座らせて、お父さんの席は独立した一番立派な椅子にするなど、別格の扱いをした方がいいと思います。
お父さんの威厳を保つためにも、すごく大事な話だと思います。