ベッドは一生の買い物です。
いいベッドを買って、そのベッドを大切に扱う方が、お財布にも体にもいいです。使い捨ての時代が終わり、大塚家具のような場所で一生もののベッドを買い求める人も増えてきましたが、ところで正しいベッドのお手入れ方法をご存じですか?
せっかくいいベッドを買っても、お手入れ方法が良くなければ長持ちしません。一生もののベッドを大事にし、できれば次の代、またその次の代まで受け継いでいってもらうためにも、今日はベッドの正しいお手入れ方法を考えてみましょう。長持ちさせるための使い方と、長持ちさせるためのお手入れ方法を順番にお教えします。
普段の使用編
お手入れの前に、ベッドは正しい使い方をしなければ駄目です。乱雑に扱えばその分寿命も縮まりますし、損耗も激しくなります。人生をエネルギッシュに送るために不可欠の眠りであり、その眠りを快適にしてくれるベッドです。
まずはベッドの正しい使い方から勉強しましょう。
1、 時々、マットレスの裏表を反対にする
マットレスは片面だけを使い続けていると、バランスが悪くなります。できれば定期的にマットレスの裏表を逆にして、体重を支える場所を分散させてあげてください。もちろん、内部構造により裏表の入れ替えが好ましくないマットレスもあるので、できればベッドを購入した場所に連絡をして、製品について問い合わせてみるといいです。
2、 ベッドの上で飛び跳ねない
お子さんが居ればベッドの上で飛び跳ねてしまいますが、駄目だとしっかりとしつけてください。ベッドはトランポリンではありません。ベッドはベッドです。体重を支えて快眠をもたらすための道具として設計されていますが、審査員に満点を付けてもらえるような美しい宙返りをさせるための道具ではありません。毎日ベッドに入るときに、飛び込んでもいけません。クッションのいいマットに頭からダイブする瞬間は、控え目に言ってもすごく楽しいですが、スプリングには負担が掛かっています。ベッドをいたわってあげてください。
3、 同じ場所に座らない
寝るときは仕方ないとして、ベッドをソファー代わりに利用している方は、できれば毎回別の場所に座るように心掛けましょう。同じ位置に体重が掛かり続ければ、当然その部分の凹みが他の部分よりも激しくなります。スプリングのバランスが崩れてしまうので、ベッドに腰掛ける場合は、普段寝ている場所とは違う、端っこなどを選んでください。
普段のお手入れ編
次はお手入れを一緒に勉強しましょう。ベッドは丁寧に扱い、丁寧にお手入れをすればかなり長持ちします。お子さんの代まで残したいなら、ベッドをしっかりと手入れしてあげましょう。
1、 定期的に干す
人は寝ている間に、かなりの汗をかきます。その汗は下着やパジャマ、シーツやパットによって吸収されますが、マットもしっかりと汗を吸っています。特に裸で寝る人は、マットの吸う汗の量が多くなります。定期的に干してあげないと、かびが生えてしまいます。まずは晴れた日にマットレスを取り外し、壁に立てかけるようにして干してください。ある程度時間が経過したら、立てかける面を逆にして、裏もしっかりと乾燥させてください。
2、 洗う
マットレスの中には、カバーを取り外して洗えるタイプもあります。こうしたタイプは定期的にカバーを外して、洗濯機に放り込んで洗ってください。できれば数枚カバーを追加で購入しましょう。洗って乾かしている間は別のカバーを取り付けるなどすると、毎日清潔に気持ちよく眠れます。
3、 形を直す
1カ所に体重が掛かり続けると、凹んでしまいます。ポケットコイルなどの場合は、バネが引っ掛かっているケースもあるので、マットを立て掛けながら、裏側から叩いてあげましょう。バネのほつれが取れて、凹みが解消される場合もあります。
以上がベッドの正しい使用方法、手入れ方法です。正しく使って正しく手入れをすればどれだけでもいいベッドは長持ちするので、大切にしてあげてください。
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