ア行
- アーガイル
- アーガイルとは、1897年、イギリスの建築家「チャールズ・レニエ・マッキントッシュ[Charles Rennie Mackintosh]」(1868年〜1928年)によって、アーガイル街のティールームのためにデザインされたハイバックチェアのことを言います。アーガイルは、アールヌーボーの優雅さを備えていて、一世紀も前にデザインされたとはとても思えないほど現代のモダンな空間にも溶け込む優雅な椅子です。チェアには、アーガイルの他に、「アームチェア」、「イージーチェア」、「エッグチェア」、「サッコ」、「スタッキングチェア」など、様々な種類があります。
- アームチェア
- アームチェアとは、左右両側に肘掛けの付いた椅子。
- アームレスチェア
- アームレスチェアとは、肘掛けのない椅子のこと。
- アーリーアメリカン
- アーリーアメリカンとは、アメリカの英領植民地時代や開拓時代の家具・建築・工芸品などの様式のこと。
- アールデコ
- アール・デコ(仏: Art Deco)とは、一般にアール・ヌーヴォーの時代に続き、ヨーロッパおよびアメリカ(ニューヨーク)を中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行、発展した装飾の一傾向。アール・デコは幾何学形態などいくつかの装飾的特性を持ってはいるが、かならずしも一様でないため様式的な統一はない。
- アールヌーボー
- アール・ヌーヴォー (仏: Art Nouveau) とは、19世紀末にヨーロッパで花開いた新しい装飾美術の傾向を指す。有機的な自由曲線の組み合わせ、鉄やガラスといった素材が特徴。Art Nouveau はフランス語で「新しい芸術」を意味し、パリの美術商、サミュエル・ビングの店の名前 Maison de l’Art Nouveau に由来する。
- 会津桐
- 会津桐とは、福島県会津地方只見川流域から生産される桐材で、良質とされています。会津桐の特徴としまして、材質が緻密で、適度な硬さと光沢があることが広く知られています。それにより、かんなをかけると木肌が銀白色の輝きを放ち、とても美しいです。年輪は傍目にもわかりやすく、薄くなった部分も割れることは稀で、国内でも極めて高い評価を受けています。このようなこともあり、国の重要文化財などを保存する際に重用されてきました。
- アイボリー
- アイボリーとは、象牙色のこと。象牙のような色を指す。見た目はクリーム色。
- アイリーン・グレイ(Eileen Gray)
- アイリーン・グレイとは、1878年 – 1976年 アイルランド生まれ。幼い頃から芸術的な環境で育ち、1922年に自身のインテリアデザイン事務所を開設。1923年パリ装飾美術サロンの展 示会へ出品し、1925年にはじめての(当時としては最先端の建築資材)スチールパイプ製の家具をデザイン。同時代の巨人、ル・コルビュジエがパリ万博博覧会のパートナーとして彼女を選んだのも、彼女の自由でアバンギャルドな発想を認めてのことだったのだろう。家具においては、「E-1027テーブル」・「ビベンダムチェア」・「デイベッド」などが有名。「E-1027テーブル」は世界で21のコピー商品があるといわれている名作である。
- アウトレット家具
- アウトレット家具とは、B級家具(キズモノ)の商品や展示品、在庫品、メーカーサンプル品、試作品、旧モデル品、過剰在庫による半端処分品(売れ残り品)などのこと。ほとんどが通常価格より大幅に安く販売されている。中古品ではないので、その時の考え方やニーズによっては大変お得な家具といえるだろう。
- 青梻(あおだも)
- 青梻とは、モクセイ科の広葉樹。北海道、本州、四国、九州に自生。また、南千島や朝鮮にも分布。材質は堅く強いが粘りがある。そのため曲げることができ、このような特質を生かしてさまざまな用途で使われた。スキー板、野球バッド、テニスラケットなどの運動具材として知られる。家具材としても使われるが、樹が小さいので一般的ではない。コバノトネリコ、アオタゴとも言う。
- アガチス
- アガチスとは、ナンヨウスギ科の針葉樹で、東南アジア~オセアニアにかけて広く分布している。針葉樹であるが年輪は明らかでなく、一見広葉樹を思わせる。 建具材、ドア材、家具の引き出しなどに利用される。ナンヨウカツラ (南洋桂) あるいはナンヨウヒノキ(南洋檜)の商品名で売り出されているが、カツラやヒノキとは全く関係がない。 地域によっては、アルマシガ、ダマルミニャク (略してダマ)、カウリとも呼ばれる。
- アキスミンスターカーペット
- アキスミンスターカーペットとは、20〜30色の色糸を用いて、一本一本パイルを切断して織られた、多彩で複雑な柄を特色とする、機械織りカーペットの最高級品のことを言います。アキスミンスターカーペットは、製法で分類すると、ジャカードグリッパーアキスミンスター、スプールアキスミンスター、グリッパーアキスミンスターがあります。アキスミンスターカーペットは、イギリスのアキスミンスター地方で発達したため、この名が付けられています。
- 秋田杉
- 秋田杉とは、秋田県内の一部、青森県南部、岩手、山形、宮城県の一部にまたがる。上岩川流域を主産地とする杉のこと。木曽檜、吉野杉と並び称される家具材、建築材など多方面に利用される。
- アコーディオンカーテン
- アコーディオンカーテンとは、楽器のアコーデイオンのジャバラに似ていて、伸縮しながら開閉するカーテン状の建具のこと。ドアを取り付ける空間的ゆとりがない洗面室などの出入口や室内の可動間仕切りなどに用いられることが多い。
- あさだ
- あさだとは、カバノキ科の落葉広葉樹。北海道、本州、四国、九州に自生。また、朝鮮南部、済州島、中国にも分布。木質は重硬で弾力があり、木肌は緻密。光沢があり、表面仕上がりは良好。家具材、器具材、建具材、船舶材、床板などに用いる。別名、ミノカブリ、ハネカワ、アサダ桜とも言う。
- 旭川家具
- 旭川家具とは、北海道旭川市内の家具メーカー及び、家具産地のこと。北海道開拓を目的として、明治時代末期に、本州より多くの大工や家具職人が旭川周辺に移住したのが始まり。豊富な森林資源を背景として、木の良さを活かした、シンプルで機能的な家具が生産されるようになりました。昭和30年には「旭川市立木工芸指導所(現 工芸センター)」が作られ、家具の作り方やデザインについての研究が行われるようになりました。家具のデザインについては旭川では3年に一度「国際家具デザインフェア」が開かれ、世界中から優れたデザインの家具が集まっています。これらの努力が実り、旭川家具は国内良質家具のブランドとして全国に知られるようになり、現在も旭川は「家具の町」として、北海道で作られる家具のうち約60%を生産しています。また、アメリカやヨーロッパをはじめとする諸外国でも高い評価を受けていて、デザイン性を重視した大型の洋風家具が主流となっている。
- アジアン家具
- アジアン家具とは、テーブルやソファ、ベッド、ダイニングチェアー、収納家具などを、インドネシアやタイ、中国、ベトナムなどで製造した、アジアの独特な雰囲気をもった家具のことをいいます。材質としては、チーク材やバンブー、ラタンなどが主流となっています。その他には、クルミ材も使用されています。アジアン家具やインテリア小物のようなアジアンアイテムを使うことによって、優雅な気分を自宅で味わう事が出来て、リラックス出来るところに人気が集中しているようです。
- アジアン雑貨
- アジアン雑貨とは、その名の通り、アジア各国で作られている雑貨全般のこと。アジアン雑貨の中でも特に有名な雑貨といえば、中国雑貨・韓国雑貨・バリ雑貨などがあります。その他にも細かくいえば、インド雑貨・ベトナム雑貨・タイ雑貨・フィリピン雑貨など、多数の国々の雑貨がアジアン雑貨として、現在日本に輸入されています。
- アジアンテイスト
- アジアンテイストとは、アジア地域、なかでも東南アジア系の雰囲気を、住まいやインテリアに取り入れること。籐や竹、麻やココヤシ製の家具、照明、内装・建具材などを採用し、東南アジア風やバリ島風など、雰囲気を統一したコンセプトに基づいてデザイン・コーディネートするケースが多い。
- 脚物家具
- 脚物家具とは、家具を形態上から大きく分類する場合、イス、テーブル、ベッドなどのように脚が付いたものを脚物家具と呼ぶ。
- アジャスター
- アジャスターとは、テーブルやAVボードなどの家具の脚に取り付け水平を保つための調整用金具のこと。
- アシンメトリー
- アシンメトリーとは、左右、上下が非対称で不均整などの意味で、中心線に対し左右の形、大きさ、色などが対称になっていないことを言います。反意語のシンメトリーは、均衡性はあるが単調さや堅苦しさを感じてしまいます。一方、アシンメトリーは、非対称によってバランスを保ち、動的要素が組み込まれています。ロココ様式の家具には、アシンメトリーの要素が組み入れられています。
- アスペン
- アスペンとは、北米に産するヤナギ科の広葉樹。材は清潔感のある白い色が特徴で、家具の引出し、ドア、モールディング材、額縁などに用いる。ホワイトポプラ、カナディアンポプラとも呼ばれる。
- アダム様式
- アダム様式とは、18世紀後半、イギリス、スコットランドの建築家「ロバート・アダム」ら4人兄弟によって創造された優美で軽快な建築様式のことを言います。イギリスの伝統に古代ローマの装飾手法を取り入れ、建築から室内装飾、家具デザインなどを総合的に手がけています。アダム様式は、壁面や天井に淡い色彩の浅浮き彫りが施され、ガーランド、アンセミオン、フェストゥーンなどの意匠が用いられています。
- アッシュ / ash / Asche / Esche
- アッシュとは、モクセイ科の樹木。ホワイト・アッシュ、スワンプ・アッシュ、タモ、トネリコのこと。家具材(アッシュ材)として使用される。
- アピトン
- アピトンとは、南洋材すなわち、東南アジアに産するフタバガキ科の広葉樹のことを言います。アピトンは、心材は赤褐色で、強靭で、伸縮がやや大きく、光沢が美しく、加工性に優れ、耐水性に劣ると言う特徴があり、ラワンに似ていますが、ラワンに比べ硬く強靭です。最近アピトンは、建築材、土木材、造作材、合板材、床材、フローリング材、羽目板、家具材、船舶材、梱包材など、様々なところに幅広く用いられています。
- アフリカンマホガニー
- アフリカンマホガニーとは、アフリカに産するセンダン科の広葉樹。心材は淡桃褐色から濃赤褐色を呈し、しばしば美しい杢目が現われる。木質はやや重硬で、心材の耐久性も良いが、キクイムシ等の虫害に侵されやすい。 家具材、内装材、ドア材、窓枠、楽器、ツキ板などに用いる。カヤ(Khaya) とも呼ばれる。
- アフロルモシア
- アフロルモシアとは、アフリカに産するマメ科の広葉樹で耐久性の高い木材である。 心材は黄褐色から金褐色を呈し、木質は重硬。家具材、床材、内装材、額縁、ツキ板などに用いる。アサメラ 、コクロジュアとも言う。また、材の色調がチークに似ることから、市場名でアフリカンチークとも呼ばれる。高級指向の家具が流行したときには、その骨組用としてよく使われたが、間もなくアフロルモシアそのものが装飾用材として用いられるようになった。今日では、骨組には製材として、また大きな装飾的表面には単板として、キャビネットや椅子などい広く用いられている。
- アムーラ
- アムーラとは、東南アジアに産するセンダン科の広葉樹。 心材は赤褐色ないし濃褐色を呈し、肌目はやや粗い。建築用造作材、床材、家具の引き出し、合板などに用いる。
- 洗い替え
- 洗い替えとは、古くなって汚れた桐箪笥を再生すること。その方法は熱湯をかけて洗って汚れを落とし、表面をカンナがけしてキズなどを補修して仕上げること。洗い直しとも言う。
- アラベスク
- アラベスクとは、ペルシャ絨毯文様。唐草の先端に飾られるユリの花に似たモチーフ。優美にめぐる唐草のイメージをさらに高める。
- アルヴァ・アアルト (Alvar Aalto)
- アルヴァ・アアルトとは、1898年〜1976年 フィンランドの建築家・デザイナー。北欧の風土と伝統を生かした建築や家具を発表している。家具では成形合板を用いたパイミオチェア(アームチェア)が有名です。
- アルダー
- アルダーとは、北米やヨーロッパに産するカバノキ科の広葉樹。木肌の美しい材料で、源材は淡い紅褐色で、比較的軟らかく、加工性に優れ、狂いが少ない。アルダー材は、10年ほど前はサクラ材としてよく販売されていましたが、以前からある桜材(チェリー)とは異なります。用途は、家具材、ドア材、造作材などに用います。我が国のハンノキの類。ウエスタンレッドアルダーとも言う。
- アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)
- アルネ・ヤコブセンとは、1902年〜1971年 デンマークの建築家・デザイナー。名作家具を数多く輩出しています。アント(蟻)チェア、スワン(白鳥)チェア、エッグ(卵)チェアなどが有名。彼の家具デザインの多くがモダン様式の手本になっています。
- アルモワール
- アルモワールとは、フランス語で大型のワードローブや戸棚又はクローゼットのこと。もともとは、鎧を収納するためのもの。
- アルモン
- アルモンとは、東南アジアに産するフタバガキ科の広葉樹。辺心材の境界は不明瞭で、辺材は黄白色、心材は淡桃色ないし淡赤色。南洋材を代表する材の一つで、家具材、建具材、建築材、合板材などと用途は幅広い。ホワイトラワンに分類され、米国ではフィリピンマホガニーと呼ばれる。
- アンティーク
- アンティークとは、骨董品や古美術品、伝統様式家具、フランス語で骨董品のこと。また、アンティーク家具と位置づけられるものは製造後100年以上経過しているもののことを言います。他にも、アンティーク仕上げ、アンティークコレクション、アンティークショップ、アンティークアクセサリーなど、幅広く使用されます。
- アントニ・ガウディ(Antoni Gaudi i Cornet)
- アントニ・ガウディとは、1852年〜1926年 スペインのカタルーニャ出身の建築家で、バルセロナを中心に活動し、なだらかな曲線や曲面などの幻想的かつ強烈な形態をもつ建築群が有名です。代表作として、サグラダ・ファミリア(聖家族教会)、カサ・ミラ、グエル公園などがあります。アントニオ・ガウディはスペイン語(カスティーリャ語)による通称で、カタルーニャ語ではアントニとなります。
- アンピール様式(帝政様式)(Style Empire)
- アンピール様式(帝政様式)(Style Empire)とは、1804年、ナポレオンが帝政を確立してから19世紀中期ごろまでの、フランスの建築、家具、装飾の様式のことを言います。アンピール様式は、直線で、シンメトリー、装飾モチーフは、古代ギリシャ・ローマのものに加えて、エジプトの装飾要素も取り入れられています。アンピール様式は、装飾意匠にパピルス、スフィンクス、勝利の女神、月桂樹などが用いられています。Empire のフランス語発音からアンピール様式、また英語読みでエンパイア・スタイルと呼ばれることもある。
- アンブラナ
- アンブラナとは、南米産のマメ科の広葉樹。心材は黄褐色でやや重硬。加工性に優れ家具、建材、内装材、フローリングなどに用いられる。イシピンゴ、ロブレとも呼ばれる。
- 安楽椅子(あんらくいす)
- 安楽椅子とは、休息を主たる目的とした椅子のこと。肘掛け椅子の中で、休息性を高めるための傾斜をつけた背と幅広の座面をもつ一人掛けの椅子。別名イージーチェアともいう。
イ
- イージーチェア
- イージーチェアとは、主に一人で使用し休息性を高めるため傾斜をつけ、背と大きめの座面をもつパーソナルチェアのことを言います。イージーチェアは、現代でも様々な素材、色、大きさ、傾斜角度、デザインのものが世界中で開発されています。ゆったりとくつろげるものがたくさんあり、ユーザの好みに合わせて多種多様のものがあります。また、イージーチェアは、安楽椅子や休憩椅子とも呼ばれています。
- イージーオーダー
- イージーオーダーとは、セミオーダーのこと。カーテンや家具などは形は決まっていて、サイズや色柄のみ好きな物を選んで一部をオーダー注文出来る。フルオーダーに比べ、リーズナブルな価格で購入できる。
- イームズラウンジチェア
- イームズラウンジチェアとは、1956年にアメリカの建築家・デザイナーである「チャールズ・イームズ[Charles Eames]」がデザインしたラウンジチェアのことを言います。イームズラウンジチェアは、成形合板に皮革張りが施され、休息性に優れると言う特徴があります。また、このチェアは、イームズが友人の映画監督、ビリーワイルダーのためにデザインしたもので、シェル部分は成形合板技術の粋と言われています。当時はブラジリアン・ローズウッドが使用されていましたが、現在は森林資源保護のため、ウォールナット材とチェリー材を使用しています。チャールズ・イームズは、その他にも「ワイヤーチェア[wire chair]」などのデザインをしています。
- イサム・ノグチ (Isamu Noguchi)
- イサム・ノグチとは、1904年〜1988年 アメリカの彫刻家・デザイナー・造園家・作庭家・舞台芸術家。ロサンゼルス生まれの日系アメリカ人。彫刻家として活動を始め、後に家具や公共建築デザインとその幅を広げる。岐阜提灯を現代的にデザインしたAKARIシリーズは、和紙と竹のシンプルな構造で世界的にも有名です。
- 衣装箪笥
- 衣装箪笥とは、衣類を収納する箪笥のこと。
- 椅子
- 椅子とは、人が腰をかけるための家具のこと。家具としては、脚物家具に分類される。
- 椅子張り
- 椅子張りとは、椅子の座、背、肘掛けなどに詰め物をして、上張り材で覆って仕上げる張り工程のこと。張地はその椅子の顔になり、デザイン性はもちろんですが、張地の張り具合で座り心地が左右されます。「椅子の出来は椅子張りで決まると言われるほど重要な工程です。
- イスファハン / ISFAHAN
- イスファンとは、ペルシャ絨毯主要産地。イラン中部、標高約1600mの高原にあるイラン第二の都市。16世紀末にサファヴィー朝ペルシャの首都に定められて以来、文化・経済・政治の中心として栄え、「イスファハンは世界の半分」と称えられるほどだった。特に絨毯はシャー・アッバース帝の保護を受けて大規模な王立絨毯工房が設けられ歴史的名品が生み出された。イスファハン産の絨毯は、ペルシャ絨毯と聞いてイメージされる優雅な唐草やパルメットに見られる洗練された織と表現力を誇る。イスファハン・ブルー、イスファハン・レッドと呼ばれるこの産地特有の色彩は素晴らしくペルシャ絨毯の粋と言われる。
- 板目
- 板目とは、木材を切断した断面の木目の一種で、山形や波形など不規則に表れた木目のこと。年輪の中心からずらして切断した際に表れます。部位によって違った木目が表れ、自然が生み出す芸術品と呼べるようなものもある。一方で板目の板材はたくさん取れるので柾目と比べ安価だが、柾目に比べると、収縮により反りなどの狂いは生じやすい。また、板と板との合わせ目を板目ということもある。
- 一枚板
- 一枚板とは、同じものは一つと無い、世界で唯一無二の家具、それが一枚板の家具。お客様の生活ライフスタイルに合わせて色や形、サイズなどをアレンジし、あなただけの「一枚板家具」をオーダーできる。素材としてはモンキーポット、栃(とち)、欅(けやき)、タモ、楡(にれ)、楢(なら)、ウォールナットなど多種多様な材質と唯一無二の造形。各種テーブルや座卓、ダイニングセット、ベンチチェア、各種ボード類など、あらゆるインテリアをオーダー可能。
- 疣蝋(いぼたろう)
- 疣蝋とは、モクセイ科のイボタの樹に寄生するいぼた虫の分泌物を加熱溶解して作った蝋(ロウ)のこと。古くから和家具の白木仕上げに用います。艶出し、表面仕上げなどに効果があります。
- 岩谷堂箪笥(いわやどうたんす)
- 岩谷堂箪笥とは、岩手県江刺市の岩谷堂地区を中心に作られる箪笥で、鍛鉄の手打ち金具にケヤキなどの美しい杢目を使った漆塗り仕上げが特徴。昭和57年に伝統的工芸品に指定される。岩谷堂家具の起源は、平泉が栄えていた頃の康和年間(1100年代)藤原清衡が産業奨励に力を注いだ時代にさかのぼると伝えられています。
- インダストリアルデザイン
- インダストリアルデザインとは、一般的には大量生産を前提とした工業製品のデザインのこと。日本では「工業デザイン」または、「工業意匠」とも呼ばれる。産業・工業において美しさやユーザビリティの追求をし、その結果として製品の商品性を高めることが目的であり、美それ自体が目的である美術・芸術品(fine art)とは区別される。日常生活物をデザインすることを強調した場合には「プロダクトデザイン」、機械製品のデザイン領域に限る場合には「メカニカルデザイン」ともいわれる。 インダストリアルデザインという用語は、1920年頃、アメリカで使用され始めたといわれている。
- インチア
- インチアとは、マメ科の広葉樹でマダガスカルから東南アジア、ニューギニアを経て、オーストラリア、ソロモンなどに分布。南洋材の中では最も重硬な木材の一つ。家具材、キャビネット、仏壇、床板、床柱等、強度と耐久性が必要な用途に使われる。
- インテリア
- インテリア(interior)とは、日本語で室内装飾品という意味であり、室内の装飾やそれに付随する照明、装飾家具を表す。広義のインテリアは室内を装飾する品物全般を指すが、狭義ではその中で装飾性に特化されたものだけを指す。その中には空間という概念が強い。インポート 輸入家具一般のこと。
- インテリアアクセサリー
- インテリアアクセサリーとは、絵画、写真、小物などの室内装飾品のこと。
- インテリアエレメント
- インテリアエレメントとは、インテリアを構成する、天井、壁、床材などの内装から家具やカーテン、ブラインド、照明器具など室内におけるインテリアの構成要素のこと。
- インテリアコーディネーター
- インテリアコーディネーターとは、インテリアと呼ばれる建物の室内装飾や家具、照明器具、照明計画など住空間の一部ないし全体の室内演出・デザインやを手掛ける職業、またはこれを職業にしている人たちを意味する。建物全体の構成や配置、家具の色彩的統一、壁紙の柄、設置場所などについての、より快適に暮らすための相談・コンサルティングも行う。現代では建築家との違いはデザイン性だと言われる場合がある。フリーランスで事務所を設けて活動する人も多く、自ら家具やインテリア雑貨を制作する人もいる。 美術やデザイン知識の他、原価計算、コスト計算などの作業も必要な他、契約案件の説明、特に大規模事業の際にはプレゼンテーション能力なども必要とされる職種。関連としてインテリアコーディネーターは、(社)インテリア産業協会が実施するインテリアコーディネーター資格試験に合格した人である。
- インテリアスタイル
- インテリアスタイルとは、「ナチュラル」、「モダン」、「アジアン」、「クラシック」、「カントリー」、「和風」、など、インテリアの全体的なイメージのことで、統一性のあるインテリアデザインを考える上ではある程度の統一感をもってインテリアをデザインする。
- インテリアファブリック
- インテリアファブリックとは、カーテン、カーペット、壁装材、クッション、椅子張り用生地、寝装品など室内装飾に使われる布製品、織物、編物の総称。ファブリックとは、繊維の種類や素材にかかわらず、平面状で物を覆うことができるもので、織籘編みや紙類なども含まれるが、織物類を指す場合が多い。
- インテリアプランナー
- インテリアプランナーとは、インテリアプランニングにおける企画・設計・工事監理を行う。インテリアに関する知識と技術に習熟した専門家のことであり、国土交通省所管の財団法人建築技術教育普及センターの登録を受けた資格者のことです。
- インポート家具
- インポート家具とは、輸入家具一般のこと。
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- ウィリアム&メアリー様式
- ウィリアム&メアリー様式とは、イギリス、スチュアート朝の王ウィリアム3世、皇后メアリー時代(1689年〜1702年)の家具、装飾、銀器などの様式のこと。ウィリアム&メアリー様式は、オランダ、イタリア、フランス、中国などの影響を受けています。ウィリアム&アメリー様式には、スプーンバックの背の高い椅子などがあります。
- ウィリアム・モリス (William Morris)
- ウィリアム・モリスとは、1834年〜1896年 ヴィクトリア朝のイギリスでは産業革命の成果により工場で大量生産された商品があふれるようになった。反面、かつての職人はプロレタリアートになり、労働の喜びや手仕事の美しさも失われてしまった。モリスは中世に憧れて、モリス商会を設立し、インテリア製品や美しい書籍を作り出した(植物の模様の壁紙やステンドグラスが有名)。生活と芸術を一致させようとするモリスのデザイン思想とその実践(アーツ・アンド・クラフツ運動)は各国に大きな影響を与え、20世紀のモダンデザインの源流にもなったといわれる。
- ウィルトンカーペット
- ウィルトンカーペットとは、18世紀の中頃、イギリスのウィルトン市で初めて作られ、手織りのじゅうたん風合を機械織りで再現した代表的な織カーペットのこと。機械織りのカーペットでは最高級のカーペットとされている。タフテッドカーペットの様に基布に糸をつきさして作るカーペットと違い、糸と糸を交錯させて織ったカーペットで、非常に稠密な織密度と高い耐摩耗耐久性が特徴で、色柄はアキスミンスターカーペットより少ない。特に二重組織のものを「ダブルフェイス」と言う。
- ウイロー
- ウイローとは、米国東部、米国中南部ミシシッピ川流域が主産地で、ヤナギ科の広葉樹。辺材は淡乳褐色、心材は薄紅褐色からくすんだ灰褐色を呈す。美しい縮杢が入る事もある。木質は軽軟で、耐久性は非常に低い。家具、内装材、玩具、木ヒール、台所用品などに用いる。ブラックウイロー、スワンプウイローとも言う。
- ウィングチェア
- ウィングチェアとは、安楽椅子の一種で袖椅子とも呼ばれる椅子のこと。詰め物がなされた高い背もたれをもち、その両側から袖(ウィング)が前方に突き出ている形式の椅子。ウィングは風などが顔に当たるの防ぐ役目がある。
- ウィンザーチェア
- ウィンザーチェアとは、17世紀後半より、イギリスのウインザー地方で製作されはじめた椅子の様式のこと。当初は地方の地主階級民の邸宅や食堂などで主に使用されていたが、やがて旅館やオフィス、中流階級の一般家庭にも浸透していき、支持されるようになった。背もたれには垂直に長い棒がたくさん埋められているのが特徴。後に、アメリカの開拓時代に流行し、形状も改良された。背の形状には扇型、櫛型、輪骨型などがある。
- ウィンドウトリートメント
- ウィンドウトリートメントとは、窓周りの装飾や演出のこと。装飾に欠かせないカーテンやブラインドをはじめ、ローマンシェード、ロールスクリーン、カーテンレールやタッセルなどの製品の総称として使われる。
- ヴィクトリア様式
- ヴィクトリア様式とは、19世紀後半、イギリス最盛期といわれるヴィクトリア女王の時代(1837年〜1901年)の主に英語圏における建築、家具、デザイン、伝統工芸品などの様式のこと。また、ビクトリア様式、ビクトリアン様式ともいう。世界の工場として、イギリスの産業が繁栄した時代で、産業構造や社会の急激な変化に対応しきれず、新しい様式を生み出すのではなく、過去のさまざまな様式を取り入れたといわれている。初期は古典主義的だったが、中期のアンピール様式を経て、近代化の影響を受け、通俗的な装飾過剰な様式へと変化していった。ヴィクトリア様式の最も象徴的な例として、建築では、鉄とガラスを用いたクリスタルパレス、家具では、鉄と真鍮を用いたテーブルやベッドなどがあります。
- ヴィンテージ
- ヴィンテージ、またはビンテージ(vintage)とは、名品・一級品を示す用語。元はワインの原料である葡萄の収穫年を示す言葉であったが、ジーンズなどの古着やヴァイオリンをはじめとする楽器に用いられるようになり一般化した。現在ではその使用範囲はきわめて広く、家具や日本酒などにもヴィンテージと呼ばれるものが存在する。基本的に過去の年代(およそ5~10年以上前)に作られたものに使われ、新しい製品に用いるのは誤りである。
- ウェービングベルト
- ウェービングベルトとは、通称”ウェービング”と呼ばれるクッション材で特殊ビニロン糸を組んでゴムを浸透させた、5cm巾の帯状の弾性体。イスの背や座に数本用いて構成し、その張りの強さを調節して弾性を自由に変えられるのが特長。強くて軽い、音がしない、かさばらない、安価であるなどの利点から現在衝撃吸収材の中で最も多く使用されています。
- ヴェルナー・パントン(Verner Panton )
- ヴェルナー・パントンとは、1926年デンマーク生まれ。コペンハーゲンの王立美術アカデミーで建築を専攻した後、当時の北欧のトップであったヤコブセンの建築事務所で働く。1955年には、自身のデザインオフィスを設立。1960年には、代表的作品である 彼自身の名を冠した「 パントンチェア 」を20年以上もの研究を重ねて発表し、世界中で絶賛を受けた。プラスチックのS字型一体成型という画期的なアイデアのパントンチェアは時代を超えて愛される家具である。また、その後も卓越した色彩構成で家具や照明、ファブリックなど、数多くの仕事を手掛けている。
- ウォークインクローゼット
- ウォークインクローゼットとは、間取り図用語で大型の収納スペースのこと。主に衣類を収納するための小部屋のことで、人が歩いて入れる(ウォークイン)スペース(最低2〜6畳程度)があるもの。ある程度大きくても人が入れない場合は単にクローゼットと表記されることが多い。間取り図では、WICなどと表記される。
- ウォーターベッド
- ウォーターベッドとは、マットレスのなかに液体を入れたベッド。専用ヒーター付きで暖房のできるものもある。ウォーターベッドなら浮力で体を支えるため、体圧がほぼ均等に分散されるため姿勢に無理がなく疲れないという利点がある。
- ウォールキャビネット
- ウォールキャビネットとは、壁面に取り付ける戸棚や収納家具のこと。
- ウォールナット
- ウォールナットとは、北米やカナダで産出。チークやマホガニーと共に世界三大銘木のひとつ。木質は重硬で衝撃に強く、強度と粘りがあり、また狂いが少なく加工性や着色性も良いという特性を持つ。落ち着いた色合いと重厚な木目から高級家具材や工芸材に用いられてきた。
- ウォールポケット
- ウォールポケットとは、収納できるポケットが付いた壁掛けのこと。
- 羽毛布団
- 羽毛布団とは、布団の中に「羽毛」を使った布団のこと。一般的にはグース(ガチョウ)やダック(アヒル)といった水鳥の羽毛が使われます。
- 裏板
- 裏板とは、家具の背面など見えない部分に張りつけた板のこと。
- ウレタン塗装
- ウレタン塗装とは、オイル塗装とは違い、家具材の表面に硬い塗膜を張るために、なめらかな手触りが感じられます。また、油や水などの汚れから木を守り、清潔な状態を維持する塗装方法のこと。現在の家具製造における塗装のほとんどがウレタン塗装です。
- ウレタンフォーム
- ウレタンフォームとは、ポリウレタン樹脂を主成分とし、発泡させたもののことを言います。ウレタンフォームは、クッション性、耐久性に優れた「軟質ウレタンフォーム」と、断熱性に優れた「硬質ウレタンフォーム」に分けることができます。ウレタンフォームは、マットレスや椅子などのクッション材、断熱材、防水材、シーリング材、床材、塗料など、様々なところに幅広く用いられています。
- ウレタンマットレス
- ウレタンマットレスとは、ウレタンのみを使用しているマットレスのこと。
- 上置き
- 上置きとは、タンスや食器棚、ワードローブ、本棚などの上に置く棚のこと。上台(うわだい)とも言う。
エ
- エアーマットレス
- エアーマットレスとは、ビニール製のものが用いられ、浮き袋のように空気を入れて使用する。簡易マットレスとして使われることが多い。
- エーロ・サーリネン(Eero Saarinen)
- エーロ・サーリネンとは、1910年〜1961年 フィンランド生まれで、アメリカ合衆国において活躍した建築家・プロダクト・デザイナー。代表的な作品として、ケネディ空港のTWAターミナル、ニューヨークのリンカーン・センターなどがある。家具では、チューリップチェアやウームチェアなどが有名。シンプルで印象的なアーチ状構造を多く作品に取り入れていることで知られている。
- エキストラベッド
- エキストラベッドとは、ホテルなどの客室で、定員以上の客を泊める場合、追加して用意される簡易なベッドのこと。
- エクステンションテーブル
- エクステンションテーブルとは、必要に応じて天板が伸縮できる伸長式テーブルや拡張式テーブルのこと。折りたたみ式や収納式などがある。
- エコーネス社(Ekornes)
- エコーネス社は、「ストレスレス、「エコーネスコレクション、「スヴァーネなどのブランドを持つ、北欧最大の家具メーカーです。「ストレスレス」ブランドは、世界で最も定評ある家具ブランドのひとつで、ノルウェーの家具市場で最も有名なブランドです。エコーネス社では、原料皮革を世界の主要な製革所から仕入れ、世界でも最も厳しい規格を最低基準とした検査を徹底しています。商品はすべてノルウェーで生産され、ノルウェーおよび世界各地の家具販売会社を通じ、世界中で販売されています。
- SH(えすえいち)
- SHとは、Sitting Heightの略で座面高のサイズのこと。
- エッグチェア(Egg Chair)
- エッグチェア(Egg Chair)とは、1959年にデンマークの建築家であるアルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)が、コペンハーゲンSASロイヤルホテル の設計に際して、デザインした椅子のこと。エッグチェアは、その独特のフォルムから、デンマーク家具デザインの代名詞として定着しました。エッグチェアは、外形が卵の形に似ていることからこの名が付けられています。
- 江戸指物
- 江戸指物とは、江戸幕府の開府とともに全国から家具職人達を集め、神田、日本橋周辺に職人町をつくったのが始まりで、現在も手造りの技術を継承し、、鏡台、火鉢、棚類などが作られている。平成9年に伝統的工芸品に指定。
- 荏油(えのあぶら)
- 荏油とは、荏胡麻(えごま)の種から取った乾性油のこと。精製していないものは強い匂いがあるが、良質のものは家具の艶だしに使われるなど、日本古来の伝統的な油。桐油紙(とうゆがみ)の製作や和傘(番傘)などにも塗った。別名「えのゆ」とも言う。
- エムディーエフ/MDF
- MDFとは、中密度繊維板(ちゅうみつどせんいばん)のこと。木質繊維を原料とする成型板(ファイバーボード)の一種。MDF (medium density fiberboard) と略称される。用途は家具の扉、側板、背板、住宅設備機器の扉、カーテンボックスなどの造作材、スピーカーのキャビネットなど。
- エリザベス様式
- エリザベス様式とは、イギリスのエリザベス1世時代(1558年〜1603年)の建築、装飾、家具などの様式のこと。エリザベス様式は、ゴシック様式からルネッサンス様式への転換期で、家具なども、重厚なゴシック様式のものから挽き物などが用いられたものに変わっています。エリザベス様式は、直線的で実用性重視の傾向が強い。
- LC2(エルシーツー)
- LC2(エルシーツー)とは、ル・コルビュジエなどによるデザインの椅子のこと。5つのクッションをスチールのフレームに置いただけという単純な構造が特徴。その完成されたフォルムは年代によって風化しない家具が存在することを証明しています。単純な構成で最大の快適さを形づくるコルビジェのLC2は、心地よさは名前の通り「GRANDCOMFORT」〜グランコンフォート(大いなる快適)と命名されたところからもうかがえる。LC2は、モダニズムの象徴的な椅子で、現代のモダンな住宅やオフィスには良く似合う。
オ
- オーク
- オークとは、カシワ・カシ・ナラなど、ブナ科の大木になる樹木の総称のこと。材質がかたく、また木目が美しいので家具材、建築材、船材、樽として用います。産地は北米一帯で、計画伐採が行われており自然環境にもやさしい家具材。
- オーダー家具(オーダーメイド家具)
- オーダー家具とは、自分の生活スタイルやイメージ、要望にあわあせて「特別にあつらえて」注文する家具のこと。
- オープンキッチン
- オープンキッチンとは、壁や間仕切りなどによって、視覚的にも機能的にも遮断されていないキッチン。キッチンとダイニング、リビングを一体化し、その一方の壁にキッチンを設置した場合などを指す。部屋が広く見えたり、家族間のコミュニケーションが促進されるという利点があるが、キッチンの中が見えたり、料理の際に発生する臭いや煙などが、リビングスペースに伝わりやすいという欠点もある。他には、クローズドキッチン、セミオープンキッチンがある。
- オイル仕上げ
- オイル仕上げとは、別名オイル塗装、またはオイルフィニッシュとも言う塗装方法のこと。天然乾性油に若干の樹脂や着色剤等を入れ、木材の表面に浸透させる方法。木が本来持っている木味や艶を自然のままに生かす塗装方法です。
- 大阪唐木指物
- 唐木とは、紫檀、黒檀、鉄刀木などの南洋材を総称し、中国を経由して長崎に入荷され、これを香木等とともに大坂へ運び、唐木問屋で売りさばかれた。こうした貴重な材を用いて江戸中期から大坂で唐木指物が作られるようになり、北前船などによって各地へ流通した。昭和52年に伝統的工芸品に指定。
- 大阪泉州桐箪笥
- 大阪泉州桐箪笥は、百姓たちが副業として、付近に産出する黄蘗(きはだ)や桐を用いて簡単な箱などを作ったのが始まりで、江戸時代中期には大阪で桐箪笥の製造技術が確立され、その後、堺を経て和泉に広がり、泉州地域に産地が形成された。平成元年に伝統的工芸品に指定。
- 大川家具(福岡県大川市)
- 大川家具とは、福岡県大川市にある家具産地のこと。船大工が住み着き家具や建具類を作り始めたのが産地の起こりとされる。現在は、あらゆる木製の家具を生産する日本で最大の家具産地で、量産家具を得意とする。
- 押入れ
- 押入れとは、寝具・衣類などを収納するための奥行きの深い造りつけの空間。中板を設け、上下の二段構造にして布団は普通上の段に収納する。下の段には使わない家具を入れたり、衣服等を格納する。容量が大きいので、大きい容器に入れ、それを押し入れに入れるやり方がよく取られる。現代では押し入れ収納用の衣服収納器具が様々に販売されている。普段使用しないものを収納する場合、多くは納戸を利用する。納戸が居住スペースとしても使用できなくはない構造を持つのに対して、押入は完全に物品収納のためのスペースでありながら大きな容量を持つものである。難点としては、奥まったところにあることから、湿気が篭もりやすい、結露しがちな点が上げられる。これを避けるために、簀の子を敷くなどの対策が取られる例もある。
- オットマン(ottoman)
- オットマン (ottoman)とは、椅子やソファーの前に置いて使う足乗せ用ソファーのこと。 フットストール、フットスツール(footstool)とも呼ばれる。
- 鬼胡桃(おにぐるみ)
- 鬼胡桃とは、クルミ科の広葉樹で、日本各地の山中の湿地に自生。栽培もされる。年輪はやや不明瞭で、心材は褐色を呈す。材に粘りがあり、狂いは少ない。 家具材、彫刻材、建築材、銃床として使われ、樹皮は染色に用いる。 北米のウォルナットがこれに類する。
- オバンコル
- オバンコルとは、西アフリカに産すマメ科の広葉樹のこと。 心材は、黄褐色ないしチョコレート色で、灰黒ないし黒色の縞を有する。 重硬な材で、木理は交錯し、肌目はやや粗い。オバンコルが取引きされるようになったのは比較的最近で、主に単板にされている。ウォルナットのような装飾的材面をもっており、高級家具材、キャビネット、床材、建具、ツキ板など、装飾的な利用価値が高い。
- オフィス家具
- オフィス家具とは、会社や事務所でつかう家具のこと。オフィスファニチャーともいう。
- オフィスチェア
- オフィスチェアとは、会社や事務所でつかう椅子のこと。事務椅子ともいう。
- オベチェ
- オベチェとは、主に西アフリカに分布するアオギリ科の広葉樹のこと。心材は淡黄白色ないしクリーム色をしている。 木質は軽軟で、肌目は粗い。合板、家具用芯材、引出し材、建具、木ヒールなどに用いる。別名は、ワワ、サンバ、アユース、オワワ とも言う。
- 折りたたみベッド
- 折りたたみベッドとは、ベッド自体を折りたたむことができ、ベッドフレームとマットレスが中央で折りたためて、軽量、コンパクトで収納や移動に便利な作りになっているのが特徴です。折りたたみベッドは、ワンルームマンションやアパートなど、スペースが限られた場所で部屋を有効に使うことが出来ます。また、値段も手ごろなものが多く、家具通販などでも人気があります。
- 温泉旅館座椅子(温泉座椅子)
- 温泉旅館座椅子(温泉旅館座椅子)とは、群馬県の座椅子メーカーが、地元の温泉旅館の依頼で制作した特別室用の特注品の座椅子のこと。現在は、クチコミで広がって、いろいろな旅館で使われている。