ソファーとテーブルの間に必要なスペース
イラストは標準的なソファの目安サイズです。なるべく背面を見せないようにレイアウトするとよいですが、壁に背をつけてしまうと、壁面がこすれたりして色が変わってしまう恐れがあります。壁からほんの少し離して配置しましょう。ソファはショップで見るよりも、実際の空間に置いてみるとボリューム感があります。そのため、余裕をもった空間を用意しておきたいものです。足を伸ばしたり、時に地べたに座りながら寄っかかることもありますね。ソファーの前に置くローテーブルは小ぶりなものがおすすめです。飲み物を置いたりできるくらいで十分でしょう。あまり大きいとついものが増えて散らかりがちです。例えば30センチ角でさえ事足りるはずです。
ダイニングのスペース
ダイニングスペースは余裕をもった寸法が必要です。食事を運んでいる途中、椅子に腰掛けている人の突然の行動でぶつかってしまうこともあるでしょう。安全な動作のため、椅子の後ろには人ひとりがゆったりと通れる幅の確保が必要不可欠です。
図のような標準サイズのダイニングテーブルも、W1800ほどになると贅沢な食卓に変化します。余白が生む贅沢をチョイスしてみるのもいいですね。
ダイニングチェアの座面高は人によって合う合わないがあります。テーブルに対する座面高が合わないと、姿勢も悪くなってしまうので、購入時には試し座りを忘れないようにしましょう。ダイニングチェアは必ずしも、同じものを揃える必要はありません。使う人それぞれにあった椅子をバラバラに置くのもインテリアコーディネーションの楽しみになります。高さがどうしても気になる人は、テーブルや椅子の脚にアジャスターがついているものを選ぶのもひとつの方法です。
ベッドのスペース
寝室の大きさは限られていることが多いですが、通路として最低65センチは確保しておきましょう。クローゼットの折り戸を開くためにも必要になります。広さのある寝室であれば、ベッドの両脇に通路を確保するのがベストですが、そうでない場合は壁際に寄せて設置することになります。この時、壁から10センチほど離しておくことで、掛け布団のずり落ちを防ぐことができます。
本棚のサイズ
読書好きにとって収納は大きな問題です。本は決して減るものではなく増え続けるもの。それを見越して本棚を用意しておきたいですね。本棚を選ぶポイントは文庫本と単行本が一段に二列収納できるかどうかです。薄い本棚の方が圧迫感もなく軽くてよいとも言えるのですが、収納はあればあるだけ助かります。奥行き内寸が30センチあれば、抜群の収納力を発揮してくれることでしょう。大判サイズの本もカバーできます。本棚は全てを本で埋め尽くす必要はなく、ディスプレイ棚としても使えるので重宝します。